自然をより身近に
「Alutec / Aluminium Box Classic 48L」 を2つ取り出し、さて今回のキャンプの準備を。時代とともに自然との付き合い方も変わり、より合理的に自然を生活に取り入れたいと思うようになりました。
都会と自然を行き来し「静かに、のんびりする」ことが、自分の生活には必要と感じています。自然の流れに身を任せ、正しい時間の経過を感じると、心と体が何かに気付くような気がします。
目的を明確にすることで、本当に必要なものが見えてきました。小物は2つのボックスに収まるまでとルールを決めて、道具を選定します。シンプルであるほど自然を身近に感じ、少しの不便と足りなさが、心地よいスローな時間を創り出します。私の道具は日頃家で使っているものばかりです。なれた道具は手際良く、料理に集中しすぎることなく皆の会話が弾みます。また、家の荷物も増えることなくとても合理的です。
まずはメニューを決めて
今回は4人でキャンプ。家のキッチンから必要な道具と調味料を選定しボックスへ。
- 日中は景観を楽しみながら、せいろで飲茶
- 夜は釜浅商店の Marusuki で、鳥すき鍋
- 小腹が空いたら、せいろで〆のあんまん
- 早朝は日の出を待ちながら、手軽にコーヒー
- 朝食は現地の野菜を使い、無水鍋で具沢山スープ
小さな道具はまとめて収納
バッグも2つまでと決めて、道具を選定します。ひとつは調理系の道具、ひとつはLEDランプやスピーカーなど、2種に分けて管理します。このときにバッグの高さ24cmを超えない程度に高さがあるものを選定すると、取り出しやすく快適です。小分けのバッグはさまざまなものがありますが、全てをひとつにまとめるものはなく、wanderout / Dry Mesh Bag はとても合理的です。
Wanderout / Dry Mesh Bag Small(現在アップデート版を発売中)
高さは25cmまでに整える
調理器具やカップは、ボックスの高さ25cmを超えないようにスタッキング。鍋類の直径は18cm〜22cmまでに揃えると、ボックスの中で取り回しやすく最適です。
家でも外でも、使い込まれた道具。さまざまな道具の直径を合わせてスタッキング。
Ambientec / Turn+ は、さまざまなカメラのレンズ用ケースを試し、Wandrd のインフレータブルレンズケースに落ち着きました。空気で膨らませるケースは、ある程度ラフに扱っても安心。高さを調整できるので、2泊以上のときは下部に充電器も収納し持ち運びます。
Snow Peak のバーナーは横向きに配置することで、ボックスに美しく収まります。今回はパーテーションキットの仕切り板を2枚使用。
Wanderout / Partition Set For Classic 48L
縦に取り出しやすく収納
小分けにまとめた道具を縦に配置。どこに何があるかが一目でわかりやすく、出し入れも容易になります。
もうひとつのボックスは、4人分のチェア、エアーマット、焚火台を収納。現地では全てのギアを取り出した後、ゴミ袋をセットしてトラッシュボックスとして使用しています。
自分にとっての快適なキャンプは、何もない自由な価値観から創り出されます。このボックスに収納された道具たちは、身近なものと暮らすことで生まれたアイディアです。要するにルールはなく、自分らしく暮らすきっかけを見つけて頂けたらと思います。
近頃は車も小さくし、より少ない荷物で手軽に自然を取り入れ始めています。次回は30Lでよりコンパクトな収納をご紹介できれば。
Alutec / Aluminum Boxは、現在日本正規代理店の Pacific Furniture Service のみ取り扱いの特別なモデルになりますので、気になる方はぜひ直接お問合せください。
Wanderout では、Wanderout / Universal Box 47L と Wanderout / Universal Box 29L の取り扱いに切り替えておりますが、サイズ感は Alutec とほぼ同様のため、ジャーナルを参考にご覧ください。